10月1日(月) 2, 3, 4限 <社会的認知(対人情報の自動的処理)>
担当:大江朋子 (東京大学21世紀COE心とことば:進化認知科学的展開)
講義内容:自己や他者についての情報を人がどのように処理しているのか、その際にどのようなバイアスがはたらき、そのバイアスが日常生活においてどのような意味をもつのかなどの問題をデータをみながら検討する。
10月1日(月) 2, 3, 5限 <視覚心理物理学入門(運動の知覚)>
担当:久保寺俊朗 (東京大学21世紀COE心とことば:進化認知科学的展開)
講義内容:普段,私たちは,動いている物体を苦もなく見ることができる。しかしながら,動いている物体と静止している物体とをよく比べてみると,物体のもつある側面に関して異なった見え方をする場合がある。このような現象を観察しながら,私たちの視覚系に関する理解を深めたい。
10月2日(火) 2, 3限 <乳幼児の認知発達>
担当:旦直子 (東京大学21世紀COE心とことば:進化認知科学的展開)
講義内容:本講義では、乳幼児認知発達研究に特有の測定技法を解説するとともに、そうした技法に基づいて得られた最新の研究結果をいくつか紹介する。続く実習では、実験場面を再現し、受講者に実験者あるいは乳幼児として実験に参加してもらうことで、乳幼児研究の実際を体感してもらえたらと考えている。
10月2日(火) 4, 5限 <言語の認知処理 - 脳波による脳機能計測実習>
担当:小林由紀 (東京大学21世紀COE心とことば:進化認知科学的展開)
講義内容:脳波測定は、ヒトの脳から生じる電気活動を記録し観察する方法である。脳波の基礎知識と測定手法、人間の言語/音楽処理に関わる脳波について簡単に講義した後,5、6人のグループに分かれて、言語課題遂行中における脳活動の計測を体験する。
10月3日(水) 2, 3限 <日本手話概説>
担当:岩井智彦 (東京大学21世紀COE心とことば:進化認知科学的展開)
講義内容:二コマのうち一時間目は、大まかな講義内容を説明したのち、日本手話の音韻、形態、統辞、語彙などについて、簡単に紹介する。二時間目は、岩井が手話の主たる使用者である「ろう者」について説明した後、日本手話での語りの一例を取り上げ、手話に関する理解を深めてもらう。
10月3日(水) 4, 5限 <Figurative Language: Cognitive and Neural Correlates>
担当:Dieter Hillert (guest lecturer, University of California, San Diego)
http://myprofile.cos.com/dhillert
講義内容:The first part of the lecture will discuss how the language faculty is organized in the human brain. We will focus to some extent on parsing and lexical access strategies that seem to illuminate the cognitive and neural mechanisms underlying core and pragmatic language functions. In particular, the lecture will draw on recent behavioral and neuroimaging data. The second part of the lecture will be used for exercises and for developing possible projects.
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