研究 2012年

センター共催イベント

センター後援イベント

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センター共催イベント

日本進化言語学フォーラム
The Japan Evolutionary Linguistics Forum (JELF)
第1回研究集会 (7/11)
センター共催
この度、EVOLANG IX 国内組織委員会委員を発起人として、「日本進化言語学フォーラム」 The Japan Evolutionary Linguistics Forum (JELF) という研究会を立ち上げる運びとなりました。 我が国において、言語の起源・進化研究に関心を寄せる研究者間の交流の場として活動して いきます。 その第1回研究集会を、MIT の宮川繁氏を招いて次の要領で開催しますので、お知らせします。どなたでも参加していただけます。
日時:2012 年7 月11 日(水)午後2 時半より(6 時半までの予定)
場所:東京大学駒場キャンパス 18 号館4F コラボレーションルーム3
アクセスマップ / キャンパスマップ
14:30-16:30
発表(順不同):
1. 岡ノ谷一夫(東京大)
“Relaxed selection and evolution of complexity”
2. Luke McCrohon(Cerego Learning Sciences Ltd. / University of Tokyo)
“Understanding the cultural aspects of language evolution”
3. 尾島司郎(東京大)
“Learning of center embedding in artificial grammars”
4. 藤田耕司(京都大)
“A Merge-only theory of human language evolution: how plausible is it?”
16:30-17:30
講演:宮川 繁(MIT)
「人間の言語は、動物の世界の二つの異なった「言語」システムから構成されたのか」
“Is human language made up of two fundamentally different ‘language’ systems of the animal world?”
要旨:人間の言語にはいくつもの不思議なことがある。ユネスコによると6,000 の言語が存在するが、なぜ、これだけ数多くの言語があるのか。人間の言語には無限に構造を作り出す再帰性が備わっている。また、移動という現象もどの言語にも見られる。このような現象は、人間の言語は、動物の世界で見られる2つの根本的に異なった「言語」システムが合体して できたものと考えると説明ができることを提案する。本発表の1部ではRobert Berwick との共同研究についても述べる。
17:30-18:30
全体討論
また、終了後に懇親会を予定しています(参加自由)。
JST-ERATO 岡ノ谷情動情報プロジェクト研究成果発表会
(9/14, 10/5)
センター共催
岡ノ谷情動情報プロジェクトは、岡ノ谷一夫教授(東京大学大学院総合文化研究科)を総括とする(独)科学技術振興機構の戦略的創造科学推進事業総括実施型研究(ERATO)のプロジェクトとして、2009年にスタートしました。本プロジェクトも4年度目を迎え、「情動情報」(喜び、悲しみ、驚き、怒りといった心の状態を他者に伝達する表情や音声、体の動きの情報)に関する多くの研究成果が、研究員によってもたらされております。そこで、こうした研究成果について、所属研究員が自ら解説する研究成果発表会を下記の日程で開催いたします。事前予約不要、入場無料の発表会となりますので、どうかお気軽に参加していただきたく存じます。
総合タイトル:『情動へのティンバーゲン型接近』 全2回
※両開催とも,事前参加予約は不要です。
■東京開催
テーマ:Ⅰ.機構と機能
日時:2012年9月14日(金)13時~17時30分
場所:東京大学駒場キャンパス18号館ホール
概要:12:30 受付開始
13:00 総括より挨拶(岡ノ谷情動情報プロジェクトの経緯と意義)
13:30 研究員発表
発表研究員:藤村友美、有本泰子、関義正、黒谷亨、大村英史、片平健太郎(順不同)
15:00 途中休憩
16:30 ゲスト講演:大平英樹教授(名古屋大学大学院環境学研究科心理学講座)
17:00 質問
17:30 終了
■京都開催
テーマ:Ⅱ. 発達と進化
日時:2012年10月5日(金)10時~16時30分
場所:キャンパスプラザ京都 4階第2講義室
(ビックカメラ前、JR京都駅ビル駐車場西側)
概要: 9:30 受付開始
10:00 総括より挨拶(岡ノ谷情動情報プロジェクトの経緯と意義)
13:30 研究員発表
発表研究員:松田佳尚、渕野裕、直井望、久保賢太、池渕万季、鈴木研太、野中由里、濱野峻行(順不同)
12:00途中休憩
15:00 ゲスト講演:山口真美教授(中央大学文学部心理学教室)
15:30 質問
16:00 終了
行動生物学サイエンスカフェ (11/6)
センター共催
日時:11月6日 午後6時から8時まで
場所:東京大学駒場キャンパスI、3号館1F113教室
テーマ:個性の行動学
主宰:日本学術会議行動生物学分科会
共催:東京大学進化認知科学研究センター
参加費:500円(飲み物、お菓子代金として)
行動生物学では、動物の行動から普遍的な法則を導き出す研究をすすめていま す。ところが、そのような研究の中からも、動物のさまざまな個性が見えてきま す。このサイエンスカフェでは、サケが川のにおいをかぎ分ける行動、マウスの同情心、犬と飼い主の関係性、霊長類の子育て、巣を飾り立てるニワシドリの個 性、ジュウシマツに見られる好奇心の個体差などを紹介して、動物の個性を適応 戦略のひとつとして考えてみようと思います。そこから、人間の個性についても 生物学的に考えるきっかけが出てくることでしょう。
話題提供:
長谷川真理子(総合研究大学院大学)
長谷川寿一 (東京大学)
上田宏 (北海道大学)
上田恵介 (立教大学)
仁平義明 (白鴎大学)
岡ノ谷一夫 (東京大学)
渡辺茂(慶應義塾大学)
お申込みはこちらから。

センター後援イベント

アラン・ヤング先生(マッギル大学)講演会
「野生の子供、人間の本性、自閉症スペクトラム障害」(6/26)
センター後援
東京大学進化認知科学研究センターの後援で、以下の講演会を行います。奮ってご参加下さい。
主催:科学研究費補助金・基盤研究(B)平成24年度~26年度
「精神医学の科学哲学―精神疾患概念の再検討―」(代表:石原孝二)
後援:東京大学大学院総合文化研究科・進化認知科学研究センター
日時:2012年6月26日(火)16:30~18:30
使用言語:英語
会場:東京大学駒場Iキャンパス18号館4階コラボレーションルーム1
アクセスマップ / キャンパスマップ
Lecture by Professor Allan Young (McGill University)
http://www.mcgill.ca/ssom/facultyinfo/young
“Feral Children, Human Nature, and the Autism Spectrum Disorders”
Human nature, as we know it today, originated in the Enlightenment. The subsequent construction of human nature has included a variety of “natural experiments” involving unusual or aberrant people, notably children. Interest in feral children – individuals who grew up in the wild, without human contact or language – persisted until the closing decades of the 20th century. With the recent emergence of social neuroscience and its distinctive object of inquiry, the social brain, attention shifted to a different kind of unusual child: individuals diagnosed with autism spectrum disorders. In this talk, I examine the changing visions and epistemologies of human nature (and normality) provided by experiments with feral children and autistic children.
Sponsored by JSPS KAKENHI (No. 24300293), “Philosophy of Psychiatry” (Kohji Ishihara, P.I.)
参加費無料・事前登録不要

センター主催イベント

進化認知科学研究センターシンポジウム
「数理モデルでつなぐ進化・認知・行動」(3/19)
センター主催
東京大学進化認知科学研究センターの主催で、以下のシンポジウムを行います。奮ってご参加下さい。
シンポジウムの趣旨
人間のこころを構成する多くの要素は、進化により形成されてきたものと考えられます。東京大学進化認知科学研究センターでは、認知、言語、発達、そしてそれを支える神経基盤を進化的観点からとらえるためのユニークな教育・研究活動を推進してきました。本シンポジウムではその試みの一つとして、数理モデルを用いた研究アプローチに注目します。個人の認知・行動や神経基盤、その進化的な成立条件について第一線で研究されてきた先生方にご講演いただきます。数理モデルを用いることにより個人の認知、行動を定量的にとらえることができ、それがどのような進化的シナリオにより形成されてきたかを数理的解析やコンピュータシミュレーションを用いて議論することが可能になると考えられます。本シンポジウムではそのようなアプローチの魅力や今後の発展について議論したいと思います。
プログラム 
13:00 – 13:10 開会の挨拶・本シンポジウムのねらい
岡ノ谷一夫 (東京大学進化認知科学研究センター)
片平健太郎 (東京大学進化認知科学研究センター)
13:10 – 14:00 中丸麻由子 先生 (東京工業大学大学院社会理工学研究科)
「公共財ゲームにおける協力量と段階的罰の進化について」
14:00 – 14:50 田中沙織 先生 (大阪大学社会経済研究所)
「時間割引モデルとその脳内機構」
14:50 – 15:10 休憩
15:10 – 15:40 進化認知科学研究センターの紹介と平成24年度活動報告
15:40 – 16:30 高橋泰城 先生 (北海道大学大学院文学研究科)
「主観性・自由意志の神経経済学:進化認知社会科学への応用へむけて」
16:30 – 17:00 総合討論
日時 = 2013年3月19日(火)13:00~17:00
場所 = 東京大学駒場Iキャンパス18号館ホール
アクセスマップ / キャンパスマップ
定員 = 100名(申し込みによる先着順)
参加申し込みは以下のサイトより受け付けております。
http://kokucheese.com/event/index/79224/