研究 2005年

シンポジウム講演会共催イベント東京音韻論研究会意味論研究会

■ COE主催シンポジウム

第3回 日韓対象研究会COE 主催
日時: 2005年3月16日 13時30分~17時
場所: 東京大学駒場キャンパス10号館3階会議室
招待講演: 塚本秀樹
(愛媛大学)
  「言語現象と文法化-日本語と朝鮮語の対照研究-」
学生発表:
金智賢 
「韓国語の回想先語末語尾「-deo-」の現れた文の使用について」
韓キョンア
問い合わせ先生越直樹尹盛煕
第4回 日韓対象研究会COE 主催
日時: 2005年11月5日(土) 13時30分~17時
場所: 東京大学駒場キャンパス18号館4階会議室(部屋については後日連絡します)
プログラム:
13:30 - 14:10 学生発表1
14:10 - 14:50 学生発表2
14:50  –  15:00 休憩
15:00 - 16:30 招待講演
「日韓語の名詞と動詞の連続性:文法カテゴリーのfluidityの観点から」
16:30 - 17:00 質疑応答
問い合わせ先生越直樹尹盛煕
語彙概念構造辞書の構築と応用COE 主催
日時:2005年3月23日(水) 9:30-17:10
場所:東京大学駒場キャンパス アドミニストレーション棟 学際交流ホール
問い合わせ先伊藤たかね加藤恒昭
第2回国際ワークショップ:「言語脳の探求」
Second international workshop on Evolutionary Cognitive Sciences “In Pursuit of Language-Brain Interactions: Language Acquisition, Sentence Processing, and Neurolinguistics”
COE 主催
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日時: 2005年7月2日(土)・3日(日)
場所: 東京大学 駒場キャンパス アドミニストレーション棟3F (MAP

>> 告知ポスター(PDF, 334KB)
主催: 東京大学21世紀COEプログラム「心とことばー進化認知科学的展開」
共催: 東北大学21世紀COEプログラム「言語・認知総合科学戦略研究教育拠 点」(HP
後援: 一高記念基金「学術研究会支援」
21世紀COE「心とことばー進化認知科学的展開」の一環として、若手研究者を中心とした国際ワークショップを開催いたします。言語研究のトピックや方法 論は多岐にわたっていますが、このワークショップでは、獲得(acquisition)、文処理(sentence processing)、神経言語学(neurolinguistics)の3つの側面から、言語使用における人間の認知メカニズムを考えます。国内外の 気鋭の若手研究者にそれぞれの最新の研究成果をご紹介いただき、様々な方法論やトピックを超えた議論を展開いたします。また、国内外の研究者の研究交流を 目的としたポスターセッションも企画しておりますので、皆さまの参加をお待ちしております。なお、参加費は無料です。

プログラム

July 2nd
10:00- Registration
10:30-10:40 Opening Remark
10:40-12:10 Acquisition Session 1

  • Talk #1: Questions that Japanese Children Have in Mind
    Koji Sugisaki (Mie University, Japan)
  • Talk #2: The Children’s Acquisition of Causatives in Japanese: An Experimental Study
    Reiko Okabe (University of California, Los Angeles, USA)

12:10-13:30 Lunch (& Poster Session)
13:30-15:00 Acquisition Session 2

  • Talk #3: The Nature of Language Acquisition: A Genuine Poverty of the Stimulus
    Kamil Ud Deen (University of Hawaii at Manoa, USA)
  • Talk #4: Strong and Weak Determiners in Child Language
    Luisa Meroni (University of Maryland at College Park, USA)

15:00-15:30 Coffee Break
15:30-17:30 Poster Session
18:00-  Social Meeting


July 3rd
10:00-12:15 Neurolinguistics Session

  • Talk #1: Fast Grammatical Computation in Autism
    Matthew Walenski (Georgetown University, USA)
  • Talk #2: On-line Comprehension of Japanese Passives and Causatives: An ERP Investigation
    Masako Hirotani (Max Planck Institute for Human Cognitive and Brain Sciences, Germany)
  • Talk #3: Dependency and the Syntax-discourse Interface: Psycho- and Neurolinguistic Evidence from English and Dutch
    Petra Burkhardt (University of Potsdam / University of Marburg, Germany)

12:15-13:30 Lunch
13:30-15:45 Processing Session

  • Talk #1: Scrambling and Filler-gap Dependencies
    Edson Miyamoto (Tsukuba University, Japan)
  • Talk #2: Costs of Building Syntactic and Referential Representations: How Linguistic Structure Building is Constrained by Processing Limitations
    Tessa Warren (University of Pittsburg, USA)
  • Talk #3: What Factors Influence Reference Resolution in Representational Noun Phrases?
    Elsi Kaiser (University of Rochester, USA)

15:45-16:00 Coffee Break
16:00-17:00 Discussion

  • Discussants:
    Masatoshi Koizumi (Tohoku University)
    Tetsuya Sano (Meiji Gakuin University)

17:00-17:10 Closing Remark

研究発表のお願い(締切りました。たくさんのご応募ありがとうございました)

一般発表は全てポスターセッションとなります。今回のワークショップでは、獲得、文処理、神経言語学に限らず、国内外の言語に関する研究を幅広く募集しております。発表内容は、他学会にて発表済み、あるいは発表予定のものでも構いません。なお、発表は全て英語によるものとさせていただきます。
発表を希望される方は、6月10日までに以下のフォームに従って、英文で300 words程度の発表要旨をメールにて、ykobayashi@ecs.c.u-tokyo.ac.jpまでテキスト形式でお送りください。発表採録につ いては、6月中旬頃、筆頭発表者の方に通知する予定です。採録された発表要旨はwebと proceedingsに掲載されます。
— form —
Subject: Language-Brain Interactions: abstract
Title:
Names of author (s):
Affiliation (s) :
e-mail address of first author:
Abstract (about 300 words):
——

若手発表者への発表支援

今回のワークショップは若手研究者の支援を目的の1つとしています。本ワークショップでポスター発表する若手研究者に対して、1万円程度の発表支援を行い ます。条件は以下の通りです。

  • 現在、大学院生かそれに準ずる資格の方(日本学術振興会研究員は除く)。
  • 今回のワークショップにおいて筆頭発表者であること。
  • 会場までの交通費が往復で1万円を超える地域に在住していること。

発表支援を希望される方は、発表要旨をお送りいただく際に、フォームのAffiliationの欄にご自分の所属の後に、「発表支援希望」と 明記してくだ さい。4、5名の支援を予定しております(希望者多数の場合はこちらで選考を行います)。

懇親会

2日午後6時より、駒場キャンパスにおいて懇親会(参加費1000円程度を予定)を企画しております。ぜひ、皆様ご参加下さい。
会場の準備の都合上、出席を希望なさる方はなるべく事前に上記のメールアドレス宛にLanguage-Brain Interactions: 参加希望とSubject欄に明記の上、ご所属・ご氏名・懇親会への出欠をお知らせ下さい。

ワークショップ準備委員会

廣谷昌子(Max Planck Institute for Human Cognitive and Brain Sciences)
小林由紀(東京大学)
岡部玲子(University of California, Los Angeles)
広瀬友紀(東京大学)
伊藤たかね(東京大学)

問 い合わせ先小林由紀(東京 大学)
21世紀COE「心とことば」ワークショップ
移動事象の概念化とその類型
COE 主催
日時: 2005年12月3日(土)10:30~17:30
会場: 東京大学駒場キャンパス18号館 4階 コラボレーションルーム1趣旨説明: 移動事象の認知はヒトの活動にとって基本的なものと考えられています。しかし同時に、その言語化に際しては、世界の言語において興味深い多様性が見られま す。また最近では、言語化類型の相違が、非言語的な認知活動にも影響を及ぼすとする仮説も、多くの研究者の関心を引きつけています。本ワークショップで は、L.Talmyによって提案された移動事象の概念化とその類型を、特にアジア諸語の実証的分析を通じて再検討することを目的とします。多くの方々の参 加をお待ちしております。
<午前の部 10:30- 司会:C. ラマール>
守田貴弘・古賀裕章・相原まり子(東京大学)
対訳テクストを用いた直示移動の対照研究
<午後の部 13:00- 司会:大堀壽夫>
松本曜(神戸大学)
使役移動と視覚的放射における経路概念の言語表現
村上雄太郎(レー・バン・クー)(茨城大学)
ベトナム語の直示移動動詞:その用法と文法化
R. ケッサクン & C. ラマール(東京大学)
直示移動の対象研究:タイ語と中国語
問 い合わせ先大堀壽夫
クリスティン・ラマール

 

■ COE主催講演会

大型類人猿の認知能 力とその発達《公開講演会》
日時:2005年3月16日(水)16時~18時30分
会場:東大駒場Iキャンパス 3号館113室(生命・認知科学科講義室)
上野 有理(COE「心とことば」)
「チンパンジーにおける食物選択習慣の獲得過程」
須田 知佳子(マックスプランク進化人類学研究所)
「大型類人猿におけるピアジェの保存の法則の理解」
問い合わせ先長谷川寿一
言語心理学講演会《公開講演会》
日時:2005年3月26日(土) 12:00-14:00
会場:東大駒場キャンパス  学際交流ホール
講演者:Michael Tomasello教授 (Max Planck Institute for Evolutionary Anthropology, Leipzig)
“Constructing a Language”
Abstract: Most accounts of child language acquisition use as analytictools adult-like syntactic categories and schemas (formal grammars)with little concern for whether they are psychologically real foryoung children. Recent research has demonstrated, however, thatchildren do not operate initially with such abstract linguisticentities, but instead operate on the basis on concrete, item-basedconstructions. Children construct more abstract linguisticconstructions only gradually – on the basis of linguistic experiencein which frequency plays a key role – and they constrain theseconstructions to their appropriate ranges of use only gradually aswell – again on the basis of linguistic experience in which frequencyplays a key role. The best account of first language acquisition isprovided by a usage-based model in which children process thelanguage they experience in discourse interactions with otherpersons, relying explicitly and exclusively on social and cognitiveskills that children of this age are known to possess.
問い合わせ先大堀壽夫

■ COE共催イベント

JACS 10周年記念特別企画シンポジウム
日時:2005年3月12日(土) 15:00-
場所:東京大学駒場キャンパス 2号館 3F 308室
テーマ「臨床心理学と社会心理学の接点の来し方・行く末」
問い合わせ先丹野義彦
言語研究者のための 言語認知脳科学
「講演会・チュートリアル」
主催:東北大学21世紀COEプログラム「言語・認知総合科学戦略研究教育拠点
協賛:東京大学21世紀COEプログラム「心とことばー進化認知科学的展開」日時: 講演会 2005年11月14日(月) 午後1時~午後2時半
チュートリアル
(入門編):2005年11月15日(火)
午前10時~11時半、午後1時~2時半
(応用編):2005年11月16日(水)
午前10時~11時半、午後1時~2時半
場所: 東北大学 川内北キャンパス マルチメディア教育研究棟 6階ホール(地図
講師:
・ Ina Bornkessel博士(Max Planck Institute for Human Cognitive and Brain Sciences, Germany)
・ Matthias Schlesewsky博士(University of Malburg, Germany)
参加費: いずれも無料(チュートリアルは要申し込み)
詳細:http://www.lbc21.jp/TEMP/tutorial1j.htm
問い合わせ先「言語認知総合科学」事務局

東京音韻論研究会
(Tokyo Circle of Phonologists; TCP)

1月例会日時: 2005年1月23日(日)  13:00 –
会場: 東京大学駒場キャンパス 10号館301会議室
発表者1:吉田健二(松蔭女子大学)
「韓国語の鼻子音の非鼻音化と韻律構造」
発表者2:太田聡(山口大学)
「屈折と音の関係についての雑ノート」
2月例会日時: 2005年2月20日(日) 13:00 –
会場: 東京大学駒場キャンパス 10号館301会議室
発表者1:小松雅彦(北海道医療大学)
「コーパス音声学の試み(2)―MULTEXTの音響分析」
発表者2:西村康平(東京大学大学院)
「外来語におけるライマンの法則」
3月例会日時: 2005年3月6日(日) 14:00 –
会場: 東京大学駒場キャンパス 10号館301会議室
発表者:Julia C. Williams
“Syllable feature analysis of American English”
4月例会日時: 2005年4月17日(日)13:00 –
会場: 東京大学駒場キャンパス10号館301会議室
発表者および発表題目:
1.藤村靖(International Institute for Advanced Studies)
Syllable Reduction: Preliminary Remarks Based on the C/D Model
2.黒田成幸(UCSD)
空気力学的射影素性幾何:韓国語響き音同化と日本語濁音化による試行
5月例会日時: 2005年5月15日(日) 13:00 –
会場: 東京大学駒場キャンパス10号館301会議室
発表者および発表題目:
1.Donna Erickson (岐阜市立女子短期大学)
On phrasal organization and jaw opening
2.佐々木冠 (札幌学院大学)
音便現象と韻律的単一性
6月例会日時: 6月19日(日)13時より
会場: 東京大学駒場Iキャンパス 10号館 301 会議室
発表者および発表題目:
1.小松雅彦(北海道医療大学)・青柳真紀子(獨協大学)
「日本語自発音声における母音無声化とモーラリズム―OGI_TSの音声ラベルの分析」
2.岡崎正男(茨城大学)
「韻律的倒置再考:生起条件の形式的特定と詩的効果」
7月例会日時: 7月3日(日)13時より
会場: 東京大学 駒場キャンパス 10号館 301会議
発表者および発表題目:
1.新谷敬人(UMass大学院)
Lexical accent and the perception of intonational peaks in
Japanese
2.孫範基(東京大学大学院)
『日本語における母音連続回避のためのわたり音挿入について』
11月例会日時: 2005年11月27日(日) 15時より
会場: 東京大学駒場キャンパス18号館 4階 コラボレーションルーム4
発表者および発表題目:
原口庄輔(明海大学)
「音韻論と音声学とシラブルの理論」

意味論研究会
(University of Tokyo Semantics Research Group)

1月例会日時: 2005年1月7日(金) 15:30 –
会場: 東京大学駒場1キャンパス 10号館3F 会議室
講演者1:中西公子 (University of Connecticut)
“Some Comparative Constructions in Japanese”
講演者2:小田登志子(東京経済大学)
“Semantics of Exclamatives”
2月例会日時: 2005年1月28日(金) 16:30 –
会場: 国立情報学研究所(学術総合センター内) 12階講義室1
講演者:Stefan Kaufmann (Northwestern University)
“Local and Global Interpretations of Conditionals.”
3月例会日時: 2005年3月25日(金) 16:30 –
会場: 東京大学駒場1キャンパス 10号館3F 会議室
講演者:峯島宏次(慶應義塾大学)
“Quantification and Indeterminate Pronouns”
4月例会日時: 2005年4月22日(金) 16:30 –
会場: 東京大学駒場Iキャンパス 10号館3F 会議室
講演者:楠本紀代美(弘前学院大学)
How many UNTILs are there?
5月例会日時: 2005年5月27日(金) 16:30 –
会場: 東京大学駒場Iキャンパス 18号館4F コラボレーションルーム3
講演者:Chris Tancredi(東京大学)
Predicate-Triggered Group Formation
7月例会日時: 2005年7月15日(金) 16:30~
会場: 東京大学駒場Iキャンパス 18号館4階  コラボレーションルーム2
発表者および発表題目:
田中拓郎 (University of Connecticut)
Japanese Nominative Morpheme as Negative Attitude Expression